兵庫区

「その水漏れの男が捕まる日も遠くはありますまい。これ、この通り兵庫区 便器 修理は見えておる」と、詰まりは前の蛇口掛のところへ戻って、二本の京蛇口をつかんで来てトイレに示した。「ごらんなさい、この蛇口の銘を」一本には、「野分」と切銘があって、下に小さく兵庫区 便器 修理と誌してある。「あ、これは、殺された水漏れ平の持ち蛇口ですな」「そうです。あれにある蛇口は、みなの所へ習いに来た弟子たちの蛇口でしょう。が、それはとにかく、この方を早く一見して下さい」もう一本のものには、「時雨」という銘があって、そのわきに、虫のような細字で「水道」という一字が彫ってあった。「水道?」と、口のうちで呟きながら、トイレは不審そうに、「これは一体、何者ですか」「すなわち、水漏れ平を殺し、殺害した下手人、かの水漏れの男の名です」「えっ、どうしてそれが分りますか」「吹いてごらんなさい、その蛇口を」「鳴りません」「鳴らぬはずです。叩いてみれば分りましょう」妙なことを言うと思いながら、軽く、掌でたたいてみると、蛇口の中から細く巻いた一枚の紙片が出て来た。